【体験談】手術入院をきっかけに、医療保険の見直しを考えてみた(後編)

前編では、医療保険の見直しを考えてもいいかもと思った入院体験についてまとめました。
この後編では、具体的にどのような部分を見直そうと思っているかについてお伝えします。

目次

医療保険、見直したほうがいいのかな?

個室を希望するのであれば、医療保険を見直しておくのがいいかもしれません。
個室の差額ベッド代は、私の入院した病院だと大体1万円~1.5万円程度するようでした。(2025年現在)
個室入院の時には、高額療養費の対象にはならないため、もともとの入院手術費用に加えて入院日数分かかってくる計算になります。

入院日額って、このままでいいの?(私の保険の場合)

前提としては、終身、今の私の年齢、でシミュレーションしたものになります。

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月額年額
種別入院日額:5,000円入院日額:10,000円入院日額:5,000円入院日額:10,000
60日型905円1,670円(+765円)10,860円20,040円(+9,180円)
120日型1,025円1,910円(+885円)12,300円22,920円(+10,620円)

今かけているのは、120日型のものなので、そこで見比べると年間1万円ほどの保険料の支払い追加となります。
加入したのが数年前なので、実際には年齢差による差額も追加になるとは思います。
年間1万円の追加で、もしも入院した場合には倍の保険金を受け取れると考えると安いようにも思えます。
ですが、10年間かけると10万円ですからね……

反対に受け取れる金額で考えてみます。
入院日額:5,000円との差が5,000円/日なので、仮に10年間(10万円)支払った場合は、20日分の入院費と同等ですね。

長期入院に備えて、120日型で加入しているので、そのパターンを考えると

120日×入院日額:5,000円=60万円の受取
120日×入院日額:10,000円=120万円の受取

となるので、年間1万円の保険料支払い追加で、万が一、長期入院した場合に受け取れる金額に60万円差があります。

このように考えると、個室入院費を賄いたいのであれば、入院日額:10,000円はメリットあるな~と思いました。
差額の60万円を貯金で賄おうとすると、差額の年間1万円だと60年かかる計算になりますから。

手術給付金はこのままで良さそうかも? と感じた理由

入院手術したので、医療保険で儲かったのでは? と聞かれました。
たまに聞きますよね、保険かけてたおかげでプラスになったって。

私の場合は、手術給付金をつけていないため儲かることはありませんでした。
手術給付金をつけるとその分掛金が上がるし、高額療養費制度があるし、手術するかどうかもわからんしその分貯金しておこ! っていう考え方でつけていません。

でも、一応、手術給付金をつけるパターンを検討してみました。

手術給付金シミュレーション

今から私の年齢で加入する場合を調べてみました。
保険料シミュレーションで対象の特約を付与する場合、しない場合の差額で出しているため、参考値です。

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月額年額
種別入院日額:5,000円入院日額:10,000円入院日額:5,000円入院日額:10,000
Ⅰ型(入院日額の10倍)+425円+850円+5,100円+10,200円
Ⅱ型(入院日額の10/20/50倍)+635円+1,270円+7,620円+15,240円

入院日額:5,000円でⅠ型の場合は、月425円、年間5,100円ですから、10年あれば5万円は貯金できますね。
入院日額:10,000円でⅡ型だと、月1,270円、年間15,240円ですので、10年で15万円…
そう考えると、10年間のうちに1回でも手術しないと損した気分になりそうです。

入院の際に受け取れる給付金(初期入院10日給付特則)がある

保険加入したときにはなかった入院給付金が新たにあったので、それも調べてみました。
1日以上10日以内の入院の場合に10日分の入院給付金がもらえるものになっています。
短期入院が増えてきた近頃は、このような特則のある保険も増えているようです。皆さんも確かめてみてください。

前提として、60日型で計算しています。

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月額年額
種別入院日額:5,000円入院日額:10,000円入院日額:5,000円入院日額:10,000
初期入院10日給付特則+160円+320円+1,920円+3,840円

もし、これをつけていたら、今回5万円もらえたことになったなぁと思いました。
手術入院してみて気づきましたが、入院前の検査等でもお金がかかります。
また、高額療養費があるとはいっても、短期入院の時でも高額療養費の上限には達するので、10日分の給付があるのは助かりますね。

そう考えると、この特則はつけておくのがよさそう。
10年かけても4万円弱というところもメリットがありそうですよね。

まとめ

もし医療保険を見直すなら

医療保険の見直し、最終決定はしていませんが、もし、見直しするのならこのようにします。

  • 120日型×入院日額10,000円:+885円
  • 手術給付金なし:変更なし
  • 初期入院10日給付特則:+320円

885円+320円=1,205円の月額保険料追加。年間14,460円の追加…といったところですかね。

なぜ今すぐ契約を変更しないのか

ちなみに、私が加入している医療保険は120日型×入院日額5,000円
今回は1泊2日の短期入院だったので、入院日数の上限は関係ありませんでした。
初期入院10日特則(月+320円)を付けていればもう少し手厚かったかも…と少し思いましたが、
就業不能保険(月10万)も入っているし、「長期入院」の可能性は低いとの統計もあります。

そう考えるとある程度は貯蓄で賄えますよね。

一方で、就業不能保険がでる事態になった場合でも、就業不能保険の給付までは時間もかかりますし、月額1,200円程で安心を買えるならそれも安いのかなとも思います。

どこまで貯蓄でどこから保険にするか悩ましいところではありますが、少し見直しをしてみてもいいのかなと思った出来事でした。

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この記事を書いた人

在宅フリーランス。姉妹の母。
2021年1月FP3級合格。2021年に会社員から働き方を変えようとフリーランスになりました。
ココナラ、業務委託、YouTube、コンテンツ販売などいろいろチャレンジしていることを備忘録として記録しています。

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