ある日、我が家に起こった出来事を、今後のためにも記録しておきます。
起こった出来事とは、タイトルにもある通り、子どもがお酒入りのチョコを食べたことがきっかけで、蕁麻疹が出て、丸一日体調の悪い状態となりました。
結果として、12時間くらいで蕁麻疹は収まり、丸24時間経過して、二日酔いのような状態からも抜け出し、元気になりました。
具体的な経過と、調べてみてわかったこと、今後について、記録しておきます。
同じように子どもが、誤ってお酒入りのお菓子を食べてしまった方の参考になれば幸いです。
お酒入りのお菓子を食べてからの体調変化
ある日の15時半頃
おばあちゃん家でおやつにある洋菓子店の焼き菓子セットをいただきました。
そこで、長女がチョコレートのようなお菓子を選び、次女は、クッキーを選びました。
16時頃、おやつを食べてから30分後
おやつを食べてから30分くらい経過した16時頃、長女の元気がなく、眠そうな様子でした。
寝不足で眠いのかな?
そんな風に思っていつも通り過ごしていました。
18時頃、おやつを食べてから2時間半後
18時頃に入浴した際、肩のあたりに蕁麻疹が出ているのを発見。
疲れたりすると蕁麻疹が出る体質なので、今回も疲れが出たのかな? と思いました。
その時、ふと、おやつに食べたお菓子のことが頭をよぎりました。
ある洋菓子店のもので、1袋に3個くらいの丸いチョコかクッキーが入ったものでした。
そういえば成分を見なかった…もしかするとアルコールが入ってるものだったのかもしれない。
そう思い、確認してもらうと、なんと成分表に日本酒と書かれていたそうです。
おそらく、日本酒のチョコを食べてしまったのだろうと結論付けました。
19時頃、おやつを食べてから3時間半後
いつも蕁麻疹が出た時に塗っている塗り薬を塗り、夕食。
夕食は、ほとんど食べることなく、また水分を取らせようとしましたが、飲みたくないとの事で、すぐに眠りにつきました。
20時頃、おやつを食べてから4時間半後
蕁麻疹は収まる様子はなく、頭皮の方まで広がっていました。
保冷剤をタオルで包み、薬を塗りつつ、冷やしつつ、呼吸の確認をして一晩様子を見ました。
翌朝7時頃、おやつを食べてから16時間後
翌朝、いつもの時間に起きたので、安心しましたが、ぐったりと眠そうな様子…
蕁麻疹は引いていましたが、食欲も無さそうで、朝食に食べたリンゴも30分せずに、吐いてしまう状況でした。
これは完全な二日酔いだな…と、判断し、保育園はおやすみ。
翌朝10時頃、おやつを食べてから19時間後
蕁麻疹はほぼ引いていましたが、念のため小児科へ連れて行きました。
事情を説明し、蕁麻疹の赤みが残っていることから、飲み薬と塗り薬を処方してもらいました。
翌日12時頃、おやつを食べてから21時間後
二日酔いだとしたら、ジュースで糖分、水分をとったほうが良いだろうと、オレンジジュースを飲ませ、食欲が出てきてからもコーンスープやヨーグルトといった、胃への負担の軽いものから摂取させました。
翌日15時頃、おやつを食べてから24時間後
コーンスープやヨーグルトを食べて、お昼寝を2時間ほどぐっすりした後は、けろりといつもの状態に復活し、ほっと一安心しました。
お酒入りチョコを食べてから実に24時間後のことでした。
子どもがお酒入りのお菓子を食べてしまったことについての反省
なぜ、お菓子にお酒が入っていたことに大人が気づかなかったのか…
本当に子どもに申し訳ないことをしたと反省しています。
パッケージには、お酒入りであるということは明記されていませんでした。
パッケージ裏の成分表に「日本酒」と書いてあったので、小さな文字の成分表を見ないとわからない状態でした。
おばあちゃんは老眼で読めない文字の大きさです。
また、いつもですと、おやつの成分をチェックしたり、一口同じものを食べるようにして、お酒が入っていてもすぐ気づいて事なきをえるのですが、この日は、たまたま、そのどちらもしませんでした。
味に敏感な子なので、食べ慣れない味だと一口で食べるのをやめるのですが、これはすごく美味しかったらしく、全部食べてしまってました。
親がついていながら、このような事態になったのでとても反省しています。
我が家で行う、今後の対策
子どもやおばあちゃんとは、今後は成分を確認してから食べるようにしようと約束しました。
特にこれまで食べたことのないものは要注意として、今後もこまめに確認しあうようにします。
また、誤って食べてしまった後は、すぐに水分を大量にとるようにしようと思います。
今回、ここまでひどい事態になったのは、水分をあまりとれていなかったのも原因の一つではないかと思っています。
小児科では、「アルコールで蕁麻疹はでないんだけどなぁ」と先生が首をかしげていたので、もしかするとアルコールアレルギーの可能性があるかもしれません。
まだまだ先の話ではありますが、子どもが成人し、お酒を飲む年齢になった際には、特に注意しておきたいと思います。
- まずは病院に行ける時間帯で飲む
- 体調が悪いときには飲まないようにする
- アレルギーの可能性があるのであれば、検査する
調べてわかった、アルコール入りのお菓子に表示義務はない
お菓子を食べただけで、蕁麻疹反応がでる状況というのは、おそらくかなりのアルコール度数のものがお菓子に使われていたという事。
「子どもや妊婦さんは食べないで」といった表記は義務付けられてないのかしら? と思い、調べたら、以下のページが出てきました。
チョコレート菓子を食べたら酔っぱらった?
独立行政法人 国民生活センターより
この記事によると、アルコール分が1度以上の飲料が酒類となるようです。
チョコやゼリーなどお菓子にお酒がどれだけ使われていようが、酒類ではないため、アルコール入りであることの表示義務がないということになります。
一方、全国チョコレート業公正取引協議会が作成する「チョコレートの注意・警告の表示に関するガイドライン」では、製品の全重量に対して1%以上のアルコールが原材料として使われている場合に、子どもに食べさせないようにといった注意書きが記載されているようです。
また、名古屋市の調査結果もありました。
名古屋市消費生活センターが調査、公開しているこの資料によると、アルコール含有量が2%を超えるお菓子もあったとのことで、小さな子どもが食べやすいゼリーには気を付けるようにとのことでした。
名古屋市消費生活センターの調査は、平成13年(2001年)に実施されたもので、今から20年前の調査結果です。
酒税法では、アルコール濃度が1%を超える飲料は酒類として取り扱い、表示が義務づけられるが、洋菓子などではアルコールに関する法的な規制はなく、注意表示がないものも多いので、アルコール分を多く含むものには何らかの表示の記載が望まれる。
洋菓子等に含まれるアルコール量(名古屋市消費生活センター) 6.まとめより
「アルコール分を多く含むものには何らかの表示の記載が望まれる」とされながら、今(2021年)に至るまで、アルコール入りの注意喚起が義務付けられていないのは、どういった理由からなのでしょうか。
今後、子どもがみてもわかるような表記がされることを期待します。
以上