インデックス投資の出口戦略といわれている4%ルールを試してみようと思い立ち、2021年7月に一部資産を売却しました。
2年目となる今年も同じ資産に対して4%の取り崩しを行いましたので、その記録です。
どうして取り崩しをするのかについては、以下の記事に詳しく書いていますので、ご覧ください。
実は今年、運用成績がそれほど良くないように感じていて、取り崩しをすごくためらいました。
運用成績が良くないときは無理に取り崩す必要はありません。ただ、取り崩しに慣れるためにやってみようと思って始めたことですので、取り崩しました。
先々お金が必要になった時に、運用中の資産を一部売却することで使うこともあるでしょう。
その時にためらわずに使えるように年に一回訓練として取り組んでいます。
やり方
取り崩し実験の対象とする資産は、数年前に一括投資した33万円の資産です。
採用する4%ルール
資産残高の4%を定率で取り崩す方法とします。
また、100円未満は切り捨てとします。
取り崩し時期
毎年7月とします。
2021年に続き、2回目となります。あと数年は続けてみたいなと考えています。
投資元本
33万円
運用歴
丸3年。2019年6月から運用開始。
投資対象と資産状況
33万円を165,000円ずつ外国株式、日本株式に投資していました。
2021年は、外国株式が53.7%、日本株式が46.3%の配分で保有していました。
今年は、外国株式が55.7%、日本株式が44.3%でした。
外国株式の方が運用成績がよく、昨年よりも比率が2%アップしています。
ニッセイ外国株式インデックスファンド:267,525円(+109,108)
ニッセイTOPIXインデックスファンド:212,933円(+54,481)
2022年7月(2回目)の取り崩し額
現在の資産残高から4%を算出し、それぞれ、以下のように売却指示しました。
267,525円×4%=10,701円 → 10,700円
212,933円×4%=8517.32円 → 8,500円
251,988円×4%=10,079.52円 → 10,000円
216,917円×4%=8,676.68円 → 8,600円
取り崩しをやってみてわかったこと
2021年と比較して
保有口数は減っていましたが、昨年取り崩し以降も資産は成長していたため、2021年と同じ程度の金額を取り崩すことができました。
そう考えると4%ルールってあながち見当違いな行為でもないのかもしれませんね。
もちろん、昨年取り崩しをしていなければそれだけ資産額も高かったので、取り崩せる額はもっと多かったでしょう。
可能な限り運用は続けつつ、取り崩していく必要があるんだなと改めて感じています。
売却後の資産配分
2021年と同様、それぞれ同率で取り崩したため、比率は売却前と大きく変わっていません。
このまま数年運用を続けて、先進国株式の比率が7割程度になった場合は、先進国株式の比率が6割程度に収まるようにリバランスした方がいいかなと感じています。
取引の明細を見てみよう
取引明細を見ると、今回も、それぞれ利益が出ていました。(譲渡損益欄参照)
ニッセイ外国株式インデックスファンド:4,234円(2021年:3,408円)
ニッセイTOPIXインデックスファンド:2,133円(2021年:2,052円)
いずれも2021年より利益が上がっています。
利益に対して税金が約20%ひかれる
利益に対して、それぞれ税金がかかるのも改めて、確認できました。
今回は売却した金額(口数)の利益が6,376円で、税金として1,293円ひかれています。
19,200の売却指示に対して、17,907円を受け取ることになります。
取り崩し額18,600円
利益:5,460円 税金:1,107円
受取額:17,493円
ちなみにそれぞれひかれていたのは、以下の通り。
取り崩した現金の使い道
実は、2021年に取り崩した額も結局何にも使わず、そのままマネックス証券の預り金となっています。
昨年と今年合わせると35,400円となかなか大きな額となりました。
さぁこれを何に使おうか…使い道を決めたらまたお知らせします。
と言いながらさらに1年そのままにしてしまうかもしれませんが…
それにしても元本の30万円を貯金のまま置いていたら、このお金はなかったんだなと思うと改めて投資の威力に驚いています。
取り崩しているのはほんの一部なので、元本割れもしていません。
また来年取り崩しできる額は果たして変わらないのか、増えているのか、大幅に減っているのか…
楽しみにしたいと思います。
以上、4%取り崩しをしてみた体験談でした。