銀行のNISA口座から、証券会社のつみたてNISA口座へ変更する手続きとポイントをまとめます。
前提
- 銀行でNISA口座を開設している
- NISA口座での買い付けあり(2020年、2021年)
- 証券口座でつみたてNISAを行うようにしたい
手続きの流れ
- NISA口座を開設していた銀行でNISA口座を閉じる手続きをする
- 銀行から「勘定廃止通知書」または、「非課税口座廃止通知書」を受け取る
- 新たに証券口座の開設と同時につみたてNISA口座の開設を申し込み
- 証券会社から口座開設書類が送られてくる
- 口座開設書類を返送時に、2で受け取った「勘定廃止通知書」または、「非課税口座廃止通知書」を添える
- つみたてNISA口座開設完了!
変更時のポイント4点
- ポイント1:NISA口座は、一人につき1つの金融機関でしか開設できない
- ポイント2:年に1回のみ金融機関の切り替えが可能
- ポイント3:今年買付けした場合は、翌年分から切り替えが可能
- ポイント4:変更前のNISA口座の商品は、そのままにしておいてもよい
ポイント1:NISA口座は、一人につき1つの金融機関でしか開設できない
NISA口座は、一人につき1つの金融機関でしか開設できません。
そのため、新たに別の金融機関でNISA口座を開設したい場合は、元の金融機関のNISA口座を廃止する必要があります。
「勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」の取得が必要です。
ポイント2:年に1回のみ金融機関の切り替えが可能
金融機関の変更は、変更したい年分の前年の10月1日から変更したい年分の属する年の9月30日までに変更の手続きを完了することで、変更することができます。
例えば、2021年分から変更したい場合は、2020年10月1日から2021年9月30日までに変更手続きをしましょう。
ポイント3:今年買付けした場合は、翌年分から切り替えが可能
その際、変更したい年に変更前のNISA口座で買い付けがあった場合は、その年分は金融機関の変更ができません。

上図の例の場合、2021年1月1日以降にNISA口座で買い付けしているため、2021年10月1日以降に2022年の手続きとして、つみたてNISA口座の開設が可能となります。
ポイント4:変更前のNISA口座の商品は、そのままにしておいてもよい
変更前のNISA口座で保有している資産は、最長5年間非課税の適用が受けられます。

以上